これも日本全国でかなりいただく質問です。
僕の知る限り、大人が怒鳴って高圧的に「声を出せ!」と言っても、ほとんどの場合、声は出るようになりません。まず選手が声を出すには、この場ではなにを言ってもいい。間違っても否定されない。自分を解放していい。そう思える空気が必要です。心理的安全性がなければ、主体的にも創造的にも、自分から声を発することは難しいと思います。
加えて「なにを言えばいいのか分からない」という技術的な要因もあります。だからこそ、ハードルを下げる。「鬼ごっこで遊んでいるときみたいに、なにをしゃべってもいい。答えはないから。」と、正解を求めない空気を作ります。その上で、具体的な言葉の例を少しずつ示し、小さな成功体験を積ませていきます。
もともと子どもはおしゃべりで、表現力にあふれています。それを抑え込むのではなく、スポーツの中でも発揮できる空気を作る。特に女子は、協調性や関係性を大切にする傾向があるため、誰か一人だけでなく全員が安心して声を出せる環境づくりが大切です。「声を出せー!」と気合を入れて怒鳴っても、まず声は出ないと思ったほうがよいです。
このように順番を考えながらやっていくといいです。






