きつい練習を、なかなか本気でやってくれない

地味なフットワークを頑張らない。ディフェンスやリバウンドなどを全力でやらない。これは、多くの指導者が抱える悩みです。特に今の子たちは「納得」がなければ動きません。その練習の目的や意味を示さずに「とにかくやれ」と言っても、響きにくい時代です。だからこそ、問いかけるべきは、「この練習の先に、なにが得られるのか?」になります。

ディフェンスができれば、試合に出られる確率が上がる。フットワークが向上すれば、1対1で抜かれにくくなる。リバウンドが取れれば、試合に勝てる可能性が高まる。このように、具体的なメリットまで示すことが大切です。

さらに重要なのが、ポジティブフィードバックです。頑張りをきちんと認める。上手くできている選手がいれば、みんなの前で具体的に称える。「今のフットワーク、最後まで足が止まらなかったね」「今のリバウンド、体を張れていたよ」など、具体的に伝えることで、基準が明確になります。すると、「自分も認められたい」という健全な競争が生まれます。お手本が可視化され、チーム全体の練習強度も向上します。

そして忘れてはいけないのが、伝え方です。興味を引く言葉を選ぶこと。Eタンクを満たす声かけをすること。選手のステート(状態)を見極めること。ただ教えるのではなく、「どう教えるか」を磨く。その工夫と積み重ねが、選手の姿勢を変え、やがてチームの文化を変えていきます。

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