このテーマについては、パート2でもお伝えしましたが、僕は努めて、選手側にアウトプットしてもらうことが大切だと考えます。「まずは問いを投げる」「考えてもらう」「そして、言葉にしてもらう」。自分たちで発した考えや言葉が触媒となり、コミットに変わります。例えば、練習メニューの一部を選手に決めてもらったり、回数や時間を話し合わせます。こうして自分で決めたことには、人は責任を持ちます。一方で、すべて与えられたものには、言い訳や思考停止が生まれやすいのです。
主体性とは、「やらされる」から「やる」へ変わることです。また、選手が自由にアウトプットできるような、心理的安全性も必要となります。「どれだけ問いを投げても、怒鳴られる環境」や「失敗を責められる空気の中」では、選手は口を閉ざし、思考も止まります。「ここではなにを言ってもいい」「間違っても大丈夫だ」そう思える場があるからこそ、選手は自ら考え、発言し、動き始めます。そして、コーチが教えすぎないことも重要です。先にすべての答えを示し、「ああしろ。こうしろ。これはダメだ」とやっていると、選手が考える余白がなくなります。できれば、コーチの話は短く、端的にです。記憶に残る一言を添えたら、すぐ行動へ。
バスケットと同じですね。パスを渡さなければ、選手はプレーできない。
問いというパスを渡す。考えるスペース(余白)を残す。ぜひ意識されてみてください。






